オポジット考察。
こんにちは
最初はずっと調べよう調べようと思っていたオポジットについて書きたいと思います。
まずオポジットについて書く以前に、日本バレーボール界隈での用語選択から。
現在でも勿論使われる頻度は高いですが、昔は自分の役割を人に説明する際
自分の仕事場=コート上の場所=ポジションという形で説明がなされていました。
そのポジション並びに場所を表す言葉というのが
- レフト
- ライト
- センター
- オポジット(セッター対角)
- セッター※1
(※1)唯一コート上の名称ではなく″セットする人″という″役割で表現されていた先駆け
(これらはプレー中のポジションを指す)
あ、リベロはこの名称しか無かった当時は存在していなかったのでパスです。
しかし、これらはあくまでもコート上の場所=(ポジション)を表す名称であり、決して役割ではありませんでした。
特に混同されがちなのが後述のオポジットとライトです。
しかし現在では新たにその人の仕事を表現する言葉が生まれています。
それはコート上の場所ではなく
その人の″役割″に名称をつける
という事に軸を置いて作られた名称です。
それらが
(※スーパーエースも1種の役割として置きたいのですが後でこれについて説明を加えます)
これらは選手個人のバレーボールにおける分業システムの中での役割であり、基本ゲーム中(セット中)に変わることはありません。
(ただし例外は勿論あります
ロシアのムセルスキーとか。OP↔MB)
そしてここであれ?となる点が1つあります。そう、オポジットです。
先程コート上の場所=ポジション名称でも登場したオポジットがこちらにもいるのです。
OPは元来の意味としては″セッター対角″というコート上の場所を表す名称ではありますが、今日では役割としての使われ方の方が多いように思います。
(実際これはあくまでもコート上の場所=ポジションなので役割としての意味で使おうとすればするほど混乱します笑)
またOPとUTを同列で考えるのはちょっと違和感あります。(OPというポジションに包括的な意味でUT・ユニバーサルという役割があるという建前での、
選手の役割:OPと呼称するから)
一般的にそこまで分類することは少ないので、基本的には役割:OP表示をつかう事が多いのだと思います。
では長ーーい前置き置いた上でオポジットの意味を私なりに考えて説明すると
- セッター対角である(ポジション的意味合い)
これだけ。
オポジットの和訳は″反対側″なので原義としても妥当だと思います。
ただしセッター対角がウイングスパイカーの場合のみという条件は付けときましょう。
※オポジット=ライトとよく誤解されがちですが、上記の意味でオポジットを捉えると、センターセッターの場合オポジットは対角のセンターに位置し、ライト≠オポジットの図式になります。またプレー中ローテーションシステム上、オポジットの選手が常にライトでプレーするかと言ったらNOだと思います。
サーブレシーブに参加しないで後衛でも常にBA要員として使われる、所謂「スーパーエース」はあくまでオポジットという位置=ポジションに与えられた1つの役割。
(上の意味で捉えるとスーパーエース≠オポジットであり、スーパーエースはレフト・センターにいる場合も考えられます。スーパーエースという和製英語が日本で生まれたきっかけ的にもスーパーエース=オポジット固有の役割という意識が強いため、小中カテゴリで見るセンターエースは=オポジットという概念に辿り着く人があまりいません…)
なのでオポジット=攻撃専門 というよりかは、スーパーエース=攻撃専門と言い換えた方が幾分か正しく思われます。
OPに置かれるプレイヤーとして他にあげるとすれば、ユーティリティプレイヤー、ユニバーサル(中々言いませんが)
卒なくこなす、チームの苦手を穴埋めする、そんなニュアンスの選手であると言えます。
http://sputnik0829.hatenadiary.com/entry/20100918/p1
またこちらのブログさんでは守備型OPが紹介されています。結構学生カテゴリだとこの守備型オポ、多くのチームが採用している気がします。
話が180°変わりますが上のフォーメーションを全く別の発想で実際に高校上位カテで採用していた所があってとても面白かったです。
最初はこの辺で!まだまだ勉強中なので変な所ありましたら何でも言ってください😉